経営者は休みを取るべきじゃない！という意見が多くて最近ビックリしました。彼ら曰、経営者は結果がすべてだから「休み」をそもそも考えるのがおかしいそうです。
結果が全てなのは理解できていますし、実際は私自身個人事業主として生きています。自分が働かないとお金が入って来ないことは重々承知しています。
ですが、だからといって結果が出るまで身を粉にして働け！という考え方が今の日本にここまで蔓延しているとは思いませんでした。
農家は休んではいけないのでしょうか？休みを考えるような経営者はそもそも、経営者として失格なのでしょうか？
皆さんはどう思われますか？
ちなみに私は休みは好きですが、自分の仕事に関しては休みを入れていません。単純に仕事が好きなので。
でも、経営者に「休む」という概念がない！という考え方に関しては、少し違う意見を持ったので書いてみました。
私が論じたいポイントは1点です。
- 新規就農者を増やすために農業のイメージを変えるべき！
「休みたいなら法人に就職すればいい」とか「嫌ならやらなきゃいいじゃん」とかの意見もあるとは思うのですが、私が知りたいのはそこではありません。「そもそも、新規の人はいらないよ」と言ってくだされば解決です。
経営者や農家の休みについて
高齢化に伴い多くの地域で農業の担い手が不足しています。それに伴い、多くの地域で新しい担い手を探すために新規就農者を募集しています。
しかし、私自身新規就農を目指すうえで今感じているのは、農家さん達はそこまで新しい人を求めていない、という事です。
ここで今回の話に繋がるのですが、もし新しい人に来てほしければ、農業という職業の「見栄え」をよくしようと努力をするはずです。
農業の「儲からない」「休みが無い」「重労働」というイメージを払しょくするために、何かしらのモデルチェンジをしようとするはずですよね。
しかし、今の日本ではそれがほとんど見えてきません。多くの農家さん達は未だに、経営者は休みを考えるべきではない！というような考え方です。
一杯働くことが収入に繋がると信じているのです。
もちろん自営業は自分が働いた分だけしか、収入はありません。しかし、他の業界では、自分が休んでる時でもどうやったら収入を安定出来るかを考えているはずです。
労働時間分しか収入を貰えない、という前提がそもそももう古いのです。そういった工夫もせずに、新しい人に対してのアピールもしない。
これでは農業をやりたいと思う人が増える訳がないのです。
Successful Entrepreneurs Take This Number of Vacations Every Year.という英文の記事では「ビジネスオーナーは最低でも4週間は休みを取る必要がある」と述べています。経営者でも自分の考えをスッキリさせる時間は確かに必要です。
経営者だからとか、結果が全てだからという考え方でがむしゃらに労働だけすれば良いという考え方はもうやめましょう。
少なくても私はこのような考え方はしたくありません。経営者でも、ひとりの人間です。結果が出ようが、赤字になろうが休むときは作るべきです。
休んでいる時間を仕事の時間にしたら、赤字は黒字になるのでしょうか？もしそうであれば、働くべきです。
これは自らのデータを基に決めるべきですよね。週1日の休みを仕事に変えて結果が出るなら、何をしても成功するでしょう。
そんなに長時間労働することは大事ですか？
もっと農業のイメージを良くするために、働き方のアピールをしていく必要があると強く感じました。
Inc.によると”Being able to set that autoresponder and walk away knowing that your business will not only survive but flourish in your absence should be the end game for all business owners.”
メールの自動返信を設定し、自分がいない状況（休暇）でも仕事が回る事を経営者のゴールにするべきだと書いてあります！
農業の場合でこれは難しいことかもしれませんが、その努力をしないもしくはその選択肢が無いように周りに押し付けるのは違いますよね。私はここで成功できるように、効率のいい働き方をこれから模索していこうと思います。
そして未来の子ども達に、農業に対して興味を持ってもらえるようなイメージを作り上げていく事をここに誓います。
様々なご批判とご意見はあるとは思いますが、凡人のたわごとだと思って無視してください。現実はそううまくはいかないよ！と思われるかもしれませんが、私は理想を追い求めるのが好きな頭がお花畑の人なので許してください。。。
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