【FIREとは】経済的自立と早期リタイアって何?

Old Couple Retirement Walk Senior  - Erich_rg / Pixabay

今話題の「遊んで暮らす」早期リタイアの意味を表す「FIRE」を解説します。

そもそも「FIRE」とは:

  • Financial independence, retire early
  • 意味:経済的自立・早期退職(引退)

のことです。

目次

「FIRE」の考え方?

みなさん「定年退職」って聞くと何歳の事を思い浮かべますか?

60歳?65歳?70歳?

日本の現状を考えると、どうしてもこんな年齢になってしまいますよね。

これが日本の今の常識です。退職する時にはもう60歳代になっていることに疑問を持つはずがありません。

年金の受給開始年齢は65歳ですが、これからどんどん上がっていくかもしれませんね。

「FIRE」の考え方としては、60代で引退(retire)するのではなく、30代~40代でリタイアしてしまお~という考え方です。

20代での早期リタイアする人もいるとかいないとか・・・

 

ここでこんな反論があることでしょう。

  • 「そんな早期退職できるお金がない」
  • 「学費の返済がある」
  • 「年収が200万~300万程度しかない」

安心してください。「FIRE」はそんな人たちが目指すためにあるような言葉です。

 

そもそも最初に説明したように「FIRE」の中には2つ言葉が隠されています。

  1. 経済的自立(financial independence)
  2. 早期リタイア(retire early)

そして、「FIRE」を考えている人たちは、1番目の経済的自立の方に重きを置いています。(早期リタイアを考えるよりも、まずは経済的に自立を目指しましょう。)

「FIRE」の根本的な考え方は、

  • “the freedom to choose to work or not.”
  • 意味:働くかそうでないかを選択できる自由

自分の人生に「自由な選択肢」を持つための、言葉だったのです。したがって、無理して早期退職を目指すよりも、自由な選択肢を持つために経済的独立を目指す方が先決なのです。

では、そもそも「経済的自立(financial independe)」とはどいう意味でしょうか?

経済的自立とは:

  • 自己資本が1年間の支出の25倍ある時

例えば、あなたの1年間の出費が400万円だったとしましょう。その状態で、経済的自立を目指すためには、自己資本が1億円必要になるということです。

つまりは、一人ぐらしの生活費が月20万円、1年で240万だとすると、必要になる自己資本は6000万円です。

 

誰に適している?

もし、今の会社の給料がいいけど、疲れ果てているのであれば、「FIRE」は適しているかもしれません。

でもちょっとまってくださいね。仕事が好きじゃないからって、早期リタイアを目指すのはよろしくありません。

たとえ、仕事がつまらなくて早期退職をしたとしてもその後の人生が味気ないものになってしまう可能性があります。目標が無く、退屈な人生がまっているだけになってしまうのです。

「FIRE」は単純に「お金持ちになりたい」という人の為にあるのでもなく、「働くの嫌だから退職したい」という人の為の言葉でもありません。

「FIRE」とは、働く事からの逃避の手段ではなく、人生の豊かさを1段階アップグレードするための長期的な戦略です。

では、「FIRE」が上手くいく人はどんな人か?

  • 早期退職してからの目標がある。
  • その目標は、今の仕事を続けていると達成できないものである。
  • その為に、経済的自立を目指す努力が出来る人。

上記の条件が満たせて、初めて「FIRE」の恩恵を享受できるのです。

そして、これまた上記で説明したようにまずは、経済的自立を目指さないといけません。

出費を切り詰め、節約することはもちろん、それなりの収入が必要になることは否定できません。

 

結局何すればいいの?

やることはシンプルです。

  1. 収入よりも、支出を減らす。
  2. 差額をインデックス投資に回す。

まずやることは、支出を減らすこと。当然です。節約しようとせずに、「FIRE」を目指すなんぞ一般人には出来ません。

節約をしましょう。

そして、残ったお金は貯金するのではなく、投資に回しましょう。インデックス投資でもいいし、不動産投資でもいいし、不労所得の構築でもかまいません。

自分で調べて、自分にあった形でお金を運用しましょう。

やることはシンプルで、簡単でも実際に「FIRE」まで辿り着く事が難しいのは言うまでもないですね。


 

「FIRE」具体的なステップ

1番目、

「やることは分かった」では、具体的に何から手をつけるべきなのか?

  • 「目的(why)」を自分に問いただそう。

まず最初にやるべきことは、なぜ「FIRE」を目指すのかをはっきりさせることです。目的は何か?どこがゴールか?何をしたら、自分は満足するのか?

ここが理解できていないと、退職した後に味気のない人生がまっています。

2番目、

次は何か?

  • 出費を確認しましょう。

銀行口座を確認し、クレジットカードの利用履歴を確認、その他もろもろの支出を確認した上で、「自分にとってどの出費にどんな意味があるのか」を考えましょう。

生活になくてはならない出費なのか?無駄遣いだったのか?節約できた出費なのか?などなど。

そうしたら、1年間の出費を計算して節約できるところはカットしましょう。こうして、節約率をだんだん高めていくのです。

ここまでの段階が「FIRE」を目指すうえでの難関です。ここでいくら節約するかで、投資に回せる額が決まり、それが経済的自立に繋がるからです。

 

3番目、

出費を見たら、次は収入を確認です。

まずは2番目に確認した出費から、年間の固定費を算出し、年間の収入から引いてください。その後に、その他出費(交際費や趣味のお金など)を収入から引いていきましょう。

さーここからちょこっと算数が混ざってきます。ついて来てください!

やるべき10個の柱を紹介します。

  1. 家のコストを下げる(家賃など)
  2. 中古車を使う
  3. ケーブルテレビの契約を止める
  4. 税金対策を勉強する(エコカーなど)
  5. スマホの契約を見直し
  6. クレカのポイントなどを利用する
  7. 食費の見直し
  8. 収入を増やし、収入源を増やす
  9. 低コストの投資先を見つける
  10. 4%ルール(予備のお金から4%を引き出しても、まだ十分な貯蓄が残る)

上記の10個をまずは行いましょう。投資に関しては様々な情報が巷に溢れています。

最後に決めるのはあなたです。自分で決断しましょう。人任せにせずに、投資先は自己責任のつもりで、「自分」で決断しましょう。

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