今回はCCNAの範囲の中でも少し異質な、無線系(ワイヤレス)に関わる専門用語を一覧にしました。私自身IT業界未経験からもCCNAを合格したので、その知識をみなさんにも共有します。
簡単に解説しているので、詳しく知りたい方はそれぞれの用語をググって見て下さい。
目次
無線系の専門用語一覧
wireless | 用語 | 解説 |
1 | ワイヤレスLAN | 無線LAN電波を利用した通信技術
・モビリティ↑ |
2 | 周波数 | 単位=Hz
・短い波長(5GHz)=Hz↑(直線的→障害物に弱い) |
3 | MIMO(multiple input multiple output) | 通信の高速化を可能にした。
・ストリーム(データの道)を複数に分散=通信の分散+同時送信を可能 |
4 | チャンネルポンディング | チャンネルを束ねて周波数の幅↑=通信の高速化 |
5 | IBSS(independent basic service set) | アドホックモード ・アクセスポイントを経由しない |
6 | インフラストラクチャーモード | アクセスポイントを経由する
・社内ネットワークなどで使われる |
7 | ワイヤレスLANの通信方式 | ・アドホックモード ・インフラストラクチャーモード |
8 | アクセスポイント(access point) | AP:ワイヤレスLANクライアント同士の通信やワイヤレスLANから有線LANへの接続を行う。
・通信データの暗号化・復号 |
9 | SSID | アクセスポイントの識別名 |
10 | BSS(basic service set) | APとそのAPの電波の届く範囲にあるワイヤレスLANクライアントで構成されている範囲 |
11 | BSSID | BSSを識別するID
・48ビット |
12 | ESS(extended service set) | 複数のBSSで構成された範囲 |
13 | ESSID | ESSを識別するID ・最大32文字 ・ESSID=SSID |
14 | ローミング | 自動的にAPを切り替える |
15 | ワイヤレス通信のフレーム種類 | ・管理フレーム ・制御フレーム ・データフレーム |
16 | ビーコン | AP送信される信号
下記の情報を含む |
17 | ワイヤレスLANとAPの接続 | プローブ要求→プローブ応答→認証要求→認証応答→アソシエーション要求→アソシエーション応答→接続完了→データの暗号化 |
18 | 自律型アクセスポイント(autonomous AP) | AP単独で機能→個別で設定・管理が必要
・小規模なネットワーク |
19 | 集中管理型アクセスポイント(lightweight AP) | ワイヤレスLANコントローラーを介して一括で管理・設定を行う。
・ワイヤレスLANコントローラー(WLC) |
20 | スプリットMACアーキテクチャ | ・アクセスポイント:電波の送受信、暗号化・復号、ビーコンなどでの要求・応答 ・WLC:認証、ローミング管理、モビリティ管理 |
21 | CAPWAP(control and provisioning of wireless access points) | WLCと集中管理型APで利用されるプロトコル。
・CAPWAP制御メッセージ |
22 | CAPWAP制御メッセージ | 認証・暗号化を行う |
23 | CAPWAPデータ | APからWLCへの転送に使われる |
24 | FlexConnect | WLCの無くなっても自律して作動する |
ワイヤレスのセキュリティー用語一覧
ワイヤレスセキュリティ | 用語 | 解説 |
1 | ワイヤレスデータ暗号化 | データを下記のアルゴリズムで暗号化する。 ・RC4 ・AES |
2 | クライアント端末認証 | 認証により正規のユーザーをチェック
・事前共有鍵認証(パスフレーズの認証) |
3 | 事前共有鍵認証(pre-shared key認証) | APとクラインと端末で同じパスフレーズを前もって設定。
・認証サーバーを使用しない |
4 | IEEE802.1X認証 | ・ユーザー認証の実装 ・アクセスポイント=authenticator ・EAP(extensible authentication protocol):データリンク層のプロトコル。ユーザー認証場を送受信する。 |
5 | EAP(extensible authentication protocol) | ・PEAP:windowsで実装 ・EAP-TLS:証明書の管理が手間、セキュリティー↑ |
6 | ワイヤレスLANセキュリティー規格 | ・WEP:40ビット・104ビット。WEPキー→RC4で暗号化 ・WPA:TKIP使用=堅牢なセキュリティー(MIC付加=メッセージの改ざんを検知) ・WPA2:CCMP採用→AES使用=強度なセキュリティ ・WPA3:SAE採用→KEACKを無効化 |