筆者は未経験からIT業界に転職を成功させた、未経験ネットワークエンジニアです。
今回はそんな駆け出しインフラエンジニアの私が自分の勉強もかねて、ルーティングとは何かを解説しました。ここはCCNAの試験範囲でもあるので、必ず理解しておくようにしましょう。
目次
ルーティングの仕組み
ルーティング:パケットを宛先に届ける為に適切な通信経路を選ぶ処理の事
- ルーティングの流れ:パケットの宛先IPアドレスを確認→ルーティングテーブルを確認→宛先IPアドレスと一致するものがあるかチェック→ルーティングテーブルに記載された宛先にパケットを送信
- スタティックルーティングとは:手動で設定するルート(末端のルーティングや小規模ネットワークは手動で経路を設定する)
- ダイナミックルーティング:自動で経路を設定するルート(ルータ間で自動で経路を管理する、障害などにも自動で対応する)デメリット:経路情報の交換により通信帯域を圧迫する)
- アドミニストレーティブディスタンス:経路の選定基準
- メトリック:OSPFの場合は経路の速度に依存
ダイナミックルーティングとは
ダイナミックルーティング:自動で経路を設定するルート
- IGP (Interior Gateway Protocol):AS (autonomous system)内で使用する
- OSPF, RIP, IGRP
- EGP (Exterior Gateway Protocol):AS間で使用する
- BGP
- ディスタンスベクター:Distanceとvectorに基づいて経路を決定
- RIP, IGRP
- リンクステート:ネットワーク全体の接続状態を把握し、経路を決定
- OSPF
ルーティングのポイント!
ルーティングのここが大事!:
- 複数のネットワークでやり取りするためにはルーティングが必要になる
- イーサネット内はMACアドレスで通信
- デフォルトゲートウェイに通信する時もMACアドレスを検索する
- ブロードキャストアドレスはルーター内で完結する
- 検索プロセス:ドメイン名→DNS→IPアドレス→ARP
- ARP:ブロードキャスト通信を使う
ルーティングに関わる用語を解説:
- ブロードキャストとは:全端末宛てに通信を行う
- デフォルトルートゲートウェイとは:外のネットワークへ繋がる為の出口
- ICMPとは:パケットが届いたことを報告する