農家は野菜を作ってるだけじゃないのです。
経営に関する知識も付けないといけません。なので、今回は農家が使う簿記、農業簿記について勉強していきます。
農業簿記って何ですか?
簿記の世界にカスったこともない私からするともうチンプンカンプンです。
なので、まずは簿記の種類から軽く説明していきます。簿記には下記の5種類あるようです。
- 商業簿記
- 工業簿記
- 建設業簿記
- 銀行簿記
- 農業簿記
一般的に簿記と呼ばれて使われるのが、商業簿記です。
あとは良く分かりません。 笑
今回はそんな5つある簿記の中から農業に特化した、農業簿記の解説です。
では、農業簿記とは簡単に何かと言うと、「原価計算や作物の種類ごとに会計処理を行う」ものです。
この農業簿記を使用するのは、個人事業主として農業経営をする人や農業法人などです。
したがって、新規就農する人はみんな必要な知識になるのではないでしょうか。
では次に、農業簿記の中身を少しみてみましょう。
農業簿記には、一般的な商業簿記にはない専用勘定科目があります。
例えば:
- 種苗費:種子や苗、種いもなどの購入費用
- 肥料費:肥料の費用
- 農具費:取得額が10万円未満の農機具
- 農薬衛生費:農薬、共同防除経費
- 動力光熱費:農業機械のために購入した軽油やガソリンなどの費用
- 諸材料費:農産物の精算に必要な敷料やビニールなどの消耗資材費用
- 修繕費:農業機械、車両、作業場、倉庫などの修理にかかる費用
- 作業用衣料費:農作業用医療、長靴、防止、合羽などの購入費
- 農業共済掛金:農業資産に対する火災保険料、車両の保険料
- 減価償却費:農用建物、建築物、機械、車両などの固定資産の減価償却費
- 荷造運賃手数料:販売のために使用した袋、箱、段ボールなどの購入費、販売にかかった市場手数料、農業手数料、運送費、検査料、仲介料、紹介料
- 雇人費:雇用労賃
- 貸借料:貸借料、家賃
- 地代:農地への貸借料
- 小作料:小作地の使用料金
- 土地改良費:水田や畑などの区画整理など土地改良にかかった負担金額
長々と並べてすみません。まとめながら私の頭もパニックです。
取り合えずこんなものがあるという認識で、詳しくはおいおい勉強しましょう?(出来るかな?)
さて、次に出てくるのは「棚卸」と呼ばれる作業です。
会計年度末に行われる、手元の資産と在庫を帳簿に付ける作業のことのようです。
そして、商業簿記ではそれを一種類の「商品」という勘定科目で行うようですが、農業簿記では4種類の勘定科目を使います。
- 農産物:販売目的で生産し、収穫済みの農産物で、未販売で在庫として抱えているもの
- 仕掛品:育成中の物品、未収穫の農産物
- 原材料:種子や肥料、資料、農薬
- 貯蔵品:生産や販売目的以外の用途で貯蔵されている物品(燃料や包装材料、収入印紙など)
帳簿にしっかり記入できるようになりたいですね。
生産活動をしている果樹などは固定資産税として、減価償却をしないといけないようです。(まったく意味が分かりません。)
その際に使われる勘定科目は「生物」だそうです。この勘定科目に入れる果樹などは、生産活動を始めるまでに使った費用などの合計を記録している必要があるみたい。これを固定資産の取得価格として処理するようです。(分かりません。again)
とにかく育成中にかかった費用を記録し、固定資産として減価償却しよう!って話なのかな?
確定申告はめんどくさいね。
個人事業主としては逃げれない、確定申告についてちょろっと解説します。
農家として確定申告をする場合には、農業専用の書類様式があるそうです。役所にしっかり確認して税金を納めましょう。
税金対策として、もちろん青色申告をすると思いますが、めんどくさいですよね。
貸借対照表と損益計算表を作成し、複式簿記で記帳しないといけません。
これにプラスで農家は農産物受払帳を作らないといけないようです。これには、農業所得のみを記載しないといけないです。
終わりに、
農業簿記には資格試験があるようです。1級~3級まで。
受けますか?
民間試験の資格です。どうしようか?
1級には4000円、2級には2000円、3級には1500円かかるみたい。
新規就農に失敗しないために経営の知識は絶対必要だ思っている私。なら、3級を目指して、取り合えず勉強してみます。