未経験でもネットワークエンジニアとしての登竜門であるCCNAに合格しました!
そんな私の実体験を今回みなさんに紹介します。一緒にIT業界で働ける人材になれるようにがんばりましょう!
未経験がCCNA合格しました
自己紹介:
- IT業界未経験
- ネットワーク関連の知識ゼロ
- ネットワークエンジニアとして転職するためにCCNA取得を目指す
それではここから私がCCNA合格するまでの過程を紹介します。
- 勉強期間2ヶ月(独学1か月+KENスクール1か月)
- 使用した参考書:シスコ技術者認定教科書 CCNA 完全合格テキスト&問題集[対応試験]200-301
- 使用したサイト:Ping-t
- KENスクール受講
最初の1か月は参考書を使って独学で勉強をしていました。上記のテキストを購入した理由はCCNAのテスト方式が新しくなったために、この新しいテストに対応した参考書が欲しかったからです。
そして一通り読んだ後にping-tに課金をしてひたすら問題を解き始めました。
独学の限界を感じてKENスクールの受講を決意しました。正直このKENスクールはメリットとデメリットがはっきりしてたと思います。ここに関してはまた改めて深く紹介したいと思います。
こんな流れで未経験からCCNAを2か月の勉強で1発合格しました。
CCNAの問題傾向
サンプル数1ですが、他の情報と合わせて自分で最終的な判断をして下さい。
それではCCNAの新形式の問題を実際に解いた私が紹介します!
- 問題数104問(2問ほど点数に入らない試験問題がある)
- 合格点825点(300−1000点満点)
- 時間120分
- シスコ語(ping-tや参考書で使われる用語と違う言葉が出る)
- 単独選択式 複数選択式 ドラッグアンドドロップ問題
まず焦ったのが当日身分証明書が免許書以外にもうひとつ必要だったことです。例えば保険証など。幸いいつもお財布に入れてあったので事なき終えましたが、みなさん気を付けましょう。
そして実際にパソコンの前で説明を読んでいると問題は全部で104問と出ていました。ping-tや参考書だと102問になっていたので驚きでした。よくよく読んで見るとこの2問はシスコが試験問題として試験的に出しているようで点数には反映されないみたいです。受験者側にはどれがこの試験問題なのかは分からないので、無駄に時間使わされるとショックですね。
実際に問題を解いてみるとうわさに聞く「シスコ語」がどんなものかを味わいました。よく聞くのは「英語を無理やり日本語にした感じ」ですね。まさにそんな感じでした。
個人的にはping-tや参考書で使われていない用語で説明がされるのがとても苦痛でした。覚悟していきましょう。
そして時間の壁が大きかったです。練習問題では時間に余裕がありすぎて全然心配していませんでした。しかし、実際に解いてみると余ったのは20分だけ。
それも途中までとてもぎりぎりのペースでした。60問から~70問過ぎたあたりで残り時間は40分程度でした。最後の30問ぐらいはとてもハイペースで解きました。
時間配分に失敗した理由はサブネットマスクの計算がうなくいかなかったからです。みなんさんは一つの問題に固執せずに、時間配分を意識して全体流れを校正してくださいね。
そして、104問解き終わったら最後にアンケート見たいのを解いて終了です。終わった瞬間に合格と不合格が出るの確認しましょう。
叫びたくなりますよ。(知らない人も一緒に解いてるので騒いじゃダメですよ!)
それでは最後に実際に出題された問題傾向を覚えてるだけ一覧にしたのを見て下さい。これを参考にみなさんが勉強する時に何を意識すればいいかが分かるようになると嬉しいです。
実際に出題された問題一覧
新形式のCCNAの問題傾向を分析しました。
1 | Ansible Puppet Chef | ・違いを理解 ・使用されるプロトコルの違いなど |
2 | DHCP | ・DHCPのIPアドレスを受け取るルーターの設定 ・リレーエージェントの適切なインターフェイスへの設定とコマンド |
3 | IP phoneと音声vlan | ・音声VLANの設定方法 ・スイッチとの接続方法 |
4 | IPv6 | ・スタティックルート設定 ・ユニークローカル(固有ローカル)、リンクローカル、グローバルアドレスの違い |
5 | Json | ・データー形式の理解 |
6 | LAPとWLC | ・アクセスポイントと無線機器の接続方法 ・アクセスポイントスイッチとの接続方法 ・アクセスポイントとWLCとの接続方法 |
7 | NAT | ・inside/outsideを適切なインターフェイスに適用 |
8 | NTP | ・NTP有効にするために必要な設定を確認 |
9 | OSPF | ・隣接関係構築のために一致させる内容 ・DRとBDRの選出のされ方 ・ブロードキャストとポイントツーポイントについて |
10 | SDN | ・SDNの導入による恩恵 ・従来と今との違い |
11 | Vlan | ・ルーターオンアスタティックについて ・VLAN間ルーティングの仕方(L3デバイスが必要) ・ネイティブVLANとデフォルトVLAN ・互いに通信できるVLANと通信できなVLANの違いと状況 ・VLANのトラブルシューティング ・トランクリンクトアクセスリンク ・IEEE 802.1Qとは |
12 | Wifiセキュリティ | ・WPA、WPA2、WPA3の違い |
13 | アクセスリスト | ・暗黙のdenyを理解しているかどうか ・permit any anyを行のどこに置くか ・アクセスリストの適切な適用場所について |
14 | ケーブルについて | ・銅線と光ファイバーケーブルの特徴 |
15 | サブネットマスク計算 | ・適切なホスト数にある効率的なサブネットマスクの割り当て ・ルーティングテーブルのプレフィックス長を確認して、適切なサブネットマスクのルートを選べるかどうか |
16 | フローティングスタティック | ・アドミニストラティブディスタンス値の理解 |
17 | スタティックルート設定 | ・デフォルトルートの設定方法 ・IPルートの設定コマンド ・設定時のインターフェイスなど ・実機で確認できると良い |
18 | スパインリーフの特徴 | ・スパイン層とリーフ層の特徴 |
19 | セキュリティ | ・ワイヤレスで使われるセキュリティーの理解 ・認証方式、暗号化など |
20 | データープレーンとコントロールプレーン | ・NBIとSBIの違い ・それぞれのインターフェイスで動作するプロトコルの種類 ・コントローラーとSDNソリューションの組み合わせについて |
21 | ドラッグアンドドロップ問題 | ・TCPとUDPのプロトコルを振り分ける(SSH, TELNET, SMTP, FTP, SNMP, TFTP) ・コマンドプロンプトの写真を見ながらIPアドレス、MACアドレス、OUI、デフォルトルートを認識できるように |
22 | ルーター冗長化 | ・スタンバイルーターとアクティブルーターについて ・冗長化する方法 |
23 | ルーティングテーブルに関する問題 | ・OSPFのルートがルーティングテーブルにある状態で、アドミニストラティブディスタンス値を指定してスタティックルートを設定した場合に、ルーティングテーブルに変更があるかどうか |
24 | ルーティングテーブルの見方 | ・アドミニストラティブディスタンス値 ・メトリック ・プレフィックス長 ・アルファベットとルーティングプロトコル ・ネクストホップのアドレス ・インターフェイスの見方 ・ロードバランシングをするかどうか |
25 | ルーティングプロトコル | ・アドミニストラティブディスタンス値暗記! ・OSPF、EIGBR、eBGP |
26 | ループバックアドレス | ・ルーターIDの選出方法 |