未経験からのネットワークエンジニア転職成功した私が、CCNAで使われる用語をまとめまてみました。英単語と同じでこのような専門用語を覚える時には常に復習が大事だと思っています。
1度出てきた専門用語は必ず何回も復習しましょう。目に何度も焼き付けて覚えましょう。関連性を見出して覚えましょう。
目次
未経験ネットワークエンジニアの用語一覧
まずは「ネットワークの基本」となる専門用語を一覧にしてみました。
用語 | 解説 | |
1 | ネットワーク | パソコンやネットワーク機器(ハブやスイッチ)などの複数の要素がケーブルなどで接続され、相互に通信出来る状態(LAN<WAN<インターネット) |
2 | ネットワーク機器 | ハブ、スイッチ |
3 | ノード | ネットワークを構成する要素(PC、ルータ) |
4 | リンク | ノードとノードを結ぶ線 |
5 | フロー | リンク上のデータの流れ |
6 | トラフィック | ネットワークに流れる情報やその量 |
7 | LAN (local area network) | 1つの施設内などのローカルのエリアで使用されるネットワーク |
8 | WAN (wide area network) | 地域的に離れたワイドなエリアでLANとLANを繋ぐネットワーク |
9 | インターネット | ネットワークを接続した地球規模の巨大なネットワーク |
10 | インターネットサービスプロバイダ(ISP) | インターネットにLANから接続する時に媒介する |
11 | イントラネット | インターネットの仕組みを利用したLANの事 |
12 | ネットワークトポロジ(トポロジ) | 端末やネットワーク機器の接続形態 |
13 | バス型(直線) | バスに各ノードを接続するトポロジ。バスが故障するとノード間の通信が出来ない。 |
14 | リング型(円状) | リング状に接続するトポロジ。一箇所に故障があると全体に影響する。 |
15 | スター型(中央集権) | 中央の集線装置に各ノードを接続するトポロジ。現在の主流。 |
16 | メッシュ型(網目状) | ノード間を網目状に接続するトポロジ。どこかが故障しても他のノードを経由して通信可能。 |
17 | フルメッシュ | 全てのノードが互いに接続している。メッシュ型の1種 |
18 | パーシャルメッシュ | 部分的にノードが互いに接続している。メッシュ型の1種 |
19 | ハイブリッド型 | 複数のトポロジを組み合わせた形態 |
20 | ユニキャスト | 特定の宛先に対しての一対一の通信。アドレスを指定 |
21 | ブロードキャスト | 不特定多数(1対多数)に対しての通信。IPアドレスが同じネットワーク内に属している全端末宛て。ネットワークに負荷をかける恐れ。 |
22 | マルチキャスト | 1対特定のグループに対しての通信。グループを指定するアドレスを使う。送信元は1つのパケットで複数の端末に送信可能=効率がいい |
23 | プロトコル | データに関するルールや規則 |
24 | 通信プロトコル | ネットワークにおいての通信手順やルール |
25 | プロトコルスタック(プロトコルスイート) | 階層的に構成された複数のプロトコル |
26 | OSI参照モデル | プロトコルスイートの一種。7層(それぞれの役割を定めている)メリット:階層化により役割を理解しやすい。階層化により傷害などの問題の早期切り分け、解決が可能。標準化により各ベンダーの機器やプロトコルを組み合わせる事が可能。プログラムの開発や修正が容易。 |
27 | TCP/IPモデル | プロトコルスイートの一種。4層(それぞれの役割を定めている) |
28 | ベンダー | ネットワーク機器のメーカー |
29 | アプリケーション層(OSI参照モデル)L7 | ユーザーが実際に利用するアプリに関する通信を規定(webやメールなど) |
30 | プレゼンテーション層(OSI参照モデル)L6 | データの表現方法を規定(文字コードなど) |
31 | セッション層(OSI参照モデル)L5 | セッションの確立や終了を規定(アプリケーション間での通信を助ける) |
32 | セッション | 通信の開始から終了するまでを管理 |
33 | トランスポート層(OSI参照モデル)L4 | ノード間の通信の制御を規定(通信の信頼性に関する機能) |
34 | ネットワーク層(OSI参照モデル)L3 | 複数のネットワークに関するエンドツーエンドの通信を規定(IPアドレスなど)(ルータ、レイヤー3スイッチ) |
35 | エンドツーエンド | 通信を開始する送信元から宛先までの端末間の事 |
36 | IPアドレス | 宛先を識別する。論理アドレス |
37 | データリンク層(OSI参照モデル)L2 | 接続されたノード間に関する規定(アドレスやエラーの検出など)(レイヤー2スイッチ、ブリッジ) |
38 | 物理層(OSI参照モデル)L1 | データや電気信号、ノード間を繋ぐケーブルなどの規格に関する規定(リピータハブ) |
39 | ヘッダ | 各階層でデータの送信に必要な情報(先頭に付与) |
40 | ヘッダ+データ | OSI参照モデルの各階層の通信データの形式。データリンク層ではデータの後ろにトレーラーが着く。 |
41 | トレーラー | データリンク層においてデータの後ろに付与される。フレームの誤りをチェックする情報を含む |
42 | カプセル化 | 上の階層のデータに対して新たなヘッダーを付与する。(上位層から下位層へ) |
43 | 非カプセル化 | ヘッダーを外してデータ部分を取り出す。(下位層から上位層へ) |
44 | PDU(protocol data unit) | 各層ごとに異なる通信データ単位 |
45 | セグメント | レイヤー4の通信データ単位(トランスポート層) |
46 | パケット | レイヤー3の通信データ単位(ネットワーク層) |
47 | フレーム | レイヤー2の通信データ単位(データリンク層) |
48 | ペイロード | 各層でその層のPDUからヘッダーが取り除かれた残ったデータ部分の事 |
49 | TCP/IPモデル | 現在インターネットで使われてる通信プロトコル群 |
50 | TCP (transmission control protocol) | プロトコルの一種 |
51 | IP (internet protocol) | プロトコルの一種 |
52 | アプリケーション層(TCP/IPモデル) | OSIのL7~L5(アプリ間のデータをやり取りする)主なプロトコル:HTTP, SMTP, POP3, IMAP, TELENT, FTP |
53 | トランスポート層(TCP/IPモデル) | OSIのL4=トランスポート層(セグメント)(目的のアプリにデータを渡す通信を制御する)主なプロトコル:TCP、UDP |
54 | インターネット層(TCP/IPモデル) | OSIのL3=ネットワーク層(パケット)(エンドツーエンドの通信を制御)主なプロトコル:IP, ICMP, IGMP, IPsec, ARP, RARP |
55 | リンク層/ネットワークインターフェイス層(TCP/IPモデル) | OSIのL2~L1(フレーム)(NICに渡すためにデータを電気信号に変換する)主なプロトコル:イーサネット、PPP、SLIP |
56 | HTTP (hypertext transfer protocol) | webサイトの観覧の際にサーバーとクライアント間の通信で使われる |
57 | SMTP (simple mail transfer protocol) | メールの送信 |
58 | POP3 (post office protocol version 3) | メールの受信 |
59 | IMAP (internet message access protocol) | メールの受信 |
60 | TELNET | リモートでサーバーにログインする時に使われる |
61 | FTP | ファイルの転送に使われる |
62 | TCP (transmission control protocol) | データの信頼性を保証するプロトコル。(HTTP, SMTP, POP3, FTP)(トランスポート層) |
63 | TCPセグメント | TCPで扱うデータ(TCPヘッダをアプリケーション層から渡されたデータに付与したもの) |
64 | TCPヘッダ | 20バイト |
65 | UDP (user datagram protocol) | 通信速度を優先するプロトコル。(RTP, DHCP, SNMP, DNS)(トランスポート層) |
66 | RTP (realtime transport protocol) | 音声や画像などのリアルタイム通信アプリ |
67 | DHCP (dynamic host configuration protocol) | 複数の相手にデータを送信する |
68 | SNMP (simple network management protocol) | 複数の相手にデータを送信する |
69 | DNS (domain name system) | IPアドレスやホスト名を問い合わせる |
70 | UDPデータグラム | アプリケーションから受け渡されたデータにUDPヘッダーを付加した物 |
71 | UDPヘッダ | 8バイト |
72 | IP (internet protocol) | IPアドレスを使用して送信元から宛先までデータを送る(インターネット層) |
73 | ICMP (internet control message protocol) | 宛先までのルートが使用可能かどうかのチェック。(インターネット層) |
74 | IGMP (internet group management protocol) | マルチキャスト送信においての端末グループを制御(インターネット層) |
75 | IPsec (security architecture for internt protocol) | 暗号化通信(インターネット層) |
76 | ARP (address resolution protocol) | IPアドレスからMACアドレスを取得(インターネット層) |
77 | RARP (reverse address resolution protocol) | MACアドレスからIPアドレスを取得(インターネット層) |
78 | MACアドレス (media access control) | 物理アドレス(リンク層で得使用されNICに割り振られている固有の識別子) |
79 | NIC (network interface card) | ネットワークインターフェイスカード |
80 | IPヘッダー | 20バイト~60バイト |
81 | IPパケット | トランスポート層(L3)のデータにIPヘッダーを付与したデータ |
82 | イーサネット | データの形式や物理ケーブルの仕様などを規定するプロトコル(リンク層L1)LAN=イーサネット |
83 | PPP (point-to-point protocol) | 2台の機器を接続して通信を行うプロトコル(リンク層L1) |
84 | SLIP (serial line internet protocol) | シリアル回線からTCP/IPに接続するためのプロトコル(リンク層L1) |